Archive for 2月, 2010

借り上げ社宅の賃貸料の計算

2月 19th, 2010

賃貸で住居を借りるとき、家賃を給料から支払うのではなく、会社で支払って給料を減らすと節税になる。

例えば、年収600万円、家賃10万円(年間120万円)の人であれば、家賃を会社が支払う(「借り上げ社宅」にする)ことにして、年収を480万円に減らすと、会社側の負担はさほど変わらない一方で、個人の所得税、住民税、社会保険などの負担が20万円ほど減ることになる。

ただ、これには条件があって、家賃の一部はその社員自身が負担しなければならない。仮に負担率が50%だとしたら、その分年収を増やすことになるので、減税効果も半分にまで落ちてしまう。借り上げ社宅が節税になるのは、認められている負担率が実質的に10~50%程度と、少なくて済むからだ。

社員が支払うべき、税務上問題のない家賃は、その住居の「通常の賃貸料」から計算する。これは法的に定められた賃料で、ややこしい計算が必要になる。仮に会社の役員が小規模(99平方メートル以下)な住宅を借りる場合には、次の計算となる。

通常の賃貸料= ①×0.2%+12×家屋の床面積÷3.3+②×0.22%
① その年度における家屋の固定資産税の課税標準額
② その年度における敷地の固定資産税の課税標準額

ここで「固定資産税の課税標準額」は、役所にいけば閲覧(または縦覧)できるらしい。ただ、その年の1月1日以降に出来た新築物件では、まだ評価額が決まっていないので、正確な額はわからない。そのような場合には、周辺の同じような物件から類推するなりして、適当と思われる額を設定するようだ。そんな面倒な。

仮に社員の負担額が「通常の賃貸料」を下回る場合には、差額が給与と見なされて、その部分に後から追加で課税される。ということは、とりあえず適当な額(例えば10%)を支払っておいて、後になって不足が判明したら「ごめんなさい」で、追加の税金を払えば済むのだろうか?

最初から50%を負担しておけば問題ないようだけど、それでは面白くないので、10%の負担でいいものか税理士さんに問い合わせ中。問い合わせたところ、「うちでは20%程度にすることを勧めている」とのことだった。(過小な設定はお勧めしない、とのこと)

ルールはルールとしても、実際には賃貸物件の課税標準額を知るのは難しいらしい。20%だったらまあいいか、ということで、この問題はいったん終了。

バーチャルオフィスへの移転

2月 9th, 2010

今まで自宅アパート(賃貸)を会社(SOHO)の本店として登記していたのだけれども、引っ越しに合わせて変更しないといけないので、どうしようかと考えた。

選択肢としては、次のようなものが考えられる。

  1. 新居の住所で登記する
  2. 実家の住所で登記する
  3. 登記できる住所を借りる

法務局の管轄を超えて本店を移転すると、手数料(登録免許税)が6万円かかる。1.の方法だと、自分が引っ越すたびに6万円かかってしまうし、手続きも面倒なのであまりやりたくない。

2.の方法だと、一度登記してしまえばもう変更する必要もなくなりそうだけど、いかんせん、うちの実家は遠いので、今後の手続きが何かと面倒になりそう。特に印鑑証明は郵送では取れないようなので、やっぱり近くで登記したい。

そこで3.の方法として、登記の出来る部屋&住所を貸してもらえる「バーチャルオフィス」というサービスが使えそうだけど、料金は月額5000円前後が多いみたい(年間にして6万円)。ということは、コストだけを考えるなら、引っ越すたびに登記しなおした方がまだ安いということになりそう。

結論

迷った末に、バーチャルオフィスを借りることにした。

部屋を使わずに住所を借りるだけなら月額1000円からあるみたいだけど、いくつも業者があって、どこがいいのかよくわからない。とりあえずウェブページを見て、ちゃんとしてそうなところに申し込んでみた。

新居から2駅の場所で、月額5000円くらい。郵便物とFAXの転送サービスがついてる。予約すれば、部屋も時間貸ししてもらえるようだけど、使うかどうかはわからない。でもこれ、もし業者が倒産したら、また登記やり直しなんだろうなぁ・・

読書『7つの習慣』

2月 5th, 2010

いい本だとは聞いていたけど、読んでみるとずいぶん期待を超える内容だった。

本を読むことで、それまでの物の見方が変わるというのはよくあることだけど、これだけ自分の核心に迫ってくるものは初めてかもしれない。

本書では、人間の成長プロセスを「依存」→「自立」→「相互依存」の三つの段階でとらえている。

第1~第3の習慣は「自立」へ至るためのプロセス。自分の心の安定性や方向性を、自分以外の他者によって惑わされることなく、自分の中にぶれることのない基準(原則)を作り上げて、それに従って生きていくことを目指す。

第4~第6の習慣は「相互依存」、つまり自分以外の他者とのよりよい関係を作り上げるためのプロセス。相手のことをよく理解し、お互いの違いを認めた上で、一人では考えつかなかった優れた成果を一緒に導くことを目指す。

第7の習慣は、自分自身を成長させるためのプロセス。日常の生活の中に、自分を肉体的、精神的、知的、社会的に成長させていく習慣を取り入れる。

ひとつひとつの習慣は目新しいものではないけれども、それじゃあ既にやっているか、というと全然そんなことはない。自分自身の悪いところ、足りないところをはっきりと認識し、これからどう生きていくかという指針を与えられた思いだ。

もっと早く読んでおくんだった。一読しただけで全ての習慣が身につく物ではないけれども、今からでも少しずつ自分の生活習慣を見直していこう。