Archive for 9月, 2009

Windows Home ServerをDNS/DHCPサーバにする

9月 30th, 2009

whs

WindowsマシンのバックアップにWHSを立ち上げているので、これをDNSとDHCP(ついでにWINS)サーバにしてみた。

インストール

まず、WHSに直接、あるいはリモートデスクトップでログインし、コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を開く。左のタブから「Windowsコンポーネントの追加と削除」を開いて、「ネットワークサービス」の詳細をクリックすると次の画面が出てくる。

service

ここで「WINS」「DNS」「DHCP」にチェックを入れるとインストールが始まる。Home ServerのインストールCDを要求されるので、あらかじめISOファイルを用意しておくと楽。

DNSの設定

管理ツールから「DNS」を開く。

menu

メニューから「DNSサーバの構成」を選び、初期設定を行う。逆引き等はやらない。LAN内でしか使わないので、「非セキュリティ保護の動的更新」を許可しておく。

dns

あとは作成したゾーンの「新しいホスト(A)」として、サーバとかの静的アドレスを登録していくだけ。

DHCPの設定

管理ツールから「DHCP」を開く。メニューから「新しいスコープ」を選んで初期設定を行う。

scope

スコープの設定として、「更新を要求しないDHCPクライアント」のレコードを更新するようにしておくと、LinuxなどからDHCP要求した場合にでも、DNSに自動的に名前が登録されるので便利。

dhcp

WINSの設定

入れただけで何も設定していない。DHCPのパラメータとして、WINSサーバのアドレスだけ渡すようにしてある。

これだけでもNetBIOSのブロードキャストが減るようなので、ネットワーク的にはやさしいかも。

Atomプロセッサでファイルサーバ

9月 30th, 2009

DSC_6916

知人からPCのパーツを譲ってもらったので、ファイルサーバを組み立てることにした。(久々の自作PC)

24時間稼働させるので、省電力&静穏設計。だいたい30Wくらいになった。

CPU: Intel Atom 330 / 1.6GHz

チップセット: NVIDIA MCP7A-ION

メモリ: DDR2 800/667 2GB

ストレージ: SATA 320GB×2

DSC_6922

マザーボードはNVIDIA IONというやつで、省電力ながらグラフィック性能に優れているらしい。ファイルサーバにするのはもったいない気もするが、SATAのコネクタが4つあるのはうれしい。

DSC_6925 DSC_6928

ハードディスクは2.5インチのやつを二つでミラーリングしてみた。ケースには3.5インチのドライブベイが一つだったので、段ボールで簡単なマウンターを作ったらいい感じに収まった。よく見たら上にもう一つ2.5インチのベイがあったので、ディスク3つまでなら普通に入りそう。

DSC_6930 DSC_6932

FreeNASを入れてパフォーマンスを見てみると、ディスクの転送レートはだいたい40~80MB/sみたい。

RAID0をiSCSIでアクセス

iSCSIターゲットを設定して、Windows 7からリモートディスクとしてマウントしてみた。最初、どうしても転送速度が60MB/sくらいにしかならなくて悩んだが、クライアント側のNICをIntelのやつに変えたら100MB/sを超えるようになった。そろそろギガビットイーサネットの限界ぽい。

書き込みに関してはストレージ側がボトルネックだろうから、ディスク構成を見直せばもっと伸びそう。まあ、自分としてはここまでいけば満足。

問題点

FreeNASの安定版(0.69.2)だと、オンボードのNICが認識されなかったので開発版(0.7RC1)を入れた。

最初、64bit版を入れたら、やたらとカーネルパニックを起こすので、32bit版に入れ替えた。

新しく入ったZFSでファイルシステムを組んでみたところ、高負荷時にI/Oエラーが発生するようだったのでUFSに戻した。

ZFSは魅力的だけど、ファイルサーバが安定しないのは怖すぎるので、まだしばらく様子を見てみよう。

OpenSolarisを入れてZFSなファイルサーバに仕立て上げるのも一つの手だな。余裕ができたらやってみたい。

しばらくこのマシンは試験的な位置づけにして、TeraStationと並行運用しようかな。

追記(10/10):iSCSIターゲット(istgt)がどうも不安定。負荷を掛けるとエラーが出ているようだ。ZFSでエラーが出たのも、こちらの問題かも?

どちらにしてもRC版はまだ不安定ぽいなぁ。システム入れ替えるか・・

自宅システムのネットワーク構成

9月 23rd, 2009

自宅のシステム構成をまとめ始めた。今回はネットワーク構成について。

物理構成はそう難しくもない。

image

中央のハブには、メインPCと主要な機器をつなげてある。 ストレージのネットワークは分離せず、仮想化ホスト(ESXi)もNIC一枚で済ませた。

VLANも少しだけ使っていて、L2スイッチでVLANタグを外してからメインPCに引き込んでいる。(上図の太線)

仮想化後の論理構成はもう少し複雑。

image

まず、メインPC上で動作するVMware Workstationによるデスクトップ仮想化と、VMware ESXiで動作するサーバ仮想化の二つがある。デスクトップ環境は単純にメインPCとブリッジ接続してるので、LAN上のコンピュータと変わりない。

一方、サーバ環境はいくつかのネットワークに分離している。ファイルサーバなどはそのままLANに接続させているのだが、ウェブサーバなどのインターネットからアクセスされるものは、内部的なルータ(これも仮想マシン)の向こうに隔離してみた。これはセキュリティ上の理由・・というよりは、単なる気分的なもの。

ここにはVPNサーバも立てて、実家の方からつないでもらう予定。完成すれば、リモートでPCの面倒を見るのも楽になるし、うちで動かしているWHSへのリモートバックアップも可能になる。

もう一つ、VPNのクライアントを動かして、職場のネットワークへリモートブリッジしてある。これにはVLANを割り当てて、L2スイッチ経由でメインPCに引き込んでいるので、メインPCは常に職場ともつながっている状態になっている。一部の仮想マシン(開発環境)もこのネットワークにブリッジしているので、職場のサーバにアクセスするのも苦にならない。(ブリッジじゃなくルータを通してもいいんだけど)

というわけで、ネットワークレベルでもがんがん仮想化しております。

自宅のストレージ構成

9月 20th, 2009

ストレージの構成がだいたい決まった。

image

サーバ環境

サーバ系のストレージはTeraStation ISに集約し、ESXiはそこから仮想ディスクを確保する。

Windows機のバックアップのためにWHS(Windows Home Server)を動かしているので、Windows機同士のファイル共有にはこれを利用する。

WHSでは足らないところを補うために、FreeNASも導入する。

クライアント環境

メインPCでは、SSD、HDD、iSCSIディスクの三つを使い分ける。SSDは主にアプリケーションの起動用。HDDは一時的なデータ処理用。iSCSIはデータ保存用。

デスクトップの仮想マシンはHDDに作成する。ここは冗長化されていない領域だが、仮想マシン単位でバックアップを行うので問題ない。ただし、重要性の高いデータは常にサーバに保存するようにする。

ストレージの用途

SSD

各種アプリケーション。OSも入れたいけど、うちのSSDはどうも書き込みが不安定なので、ブートディスクを別に用意してる。

HDD

仮想マシン。ダウンロードしたファイル。Dropboxのフォルダ。デジカメの写真の取り込み。写真や動画の編集作業。

iSCSI

自分で作成したファイル。購入したコンテンツ。

WHS

他のWindows機とのファイル共有に。

FreeNAS

Linux機からのストレージ(NFS)。ウェブサーバへのアップロード。

将来的には

サーバ側のストレージをFreeNASに置き換えて、iSCSIサーバとファイルサーバを兼用したほうがいいかもしれない。

いずれはZFSを導入するなどして、ストレージレベルでバックアップできるといいな。

(追記)11/02

ストレージを集約するのはやめることにした。

ファイルサーバの検討中

9月 20th, 2009

自宅用のネットワークストレージをどうするか考え中。

物としてはTeraStation ISがあるのでそれを使うとして、ダイレクトに接続するのがいいのか、それともファイルサーバを経由するのがいいのか。てことで、試しに性能を比べてみた。

iSCSIでの性能

Windows 7から直接iSCSIでマウントすると次のような感じ。ネットワーク的には余裕があるようだから、これがおおむねディスクの性能(+RAIDのオーバーヘッド)なんだろう。

iscsi100

実際には、いくつかの仮想マシンがここをストレージにしているので、その影響で普段はもう少し性能が落ちるっぽい。以下、データサイズを1000MBにして、ファイルサーバと比較してみる。

iscsi1000

FreeNASでの性能

FreeNASを仮想マシン(メモリ512MB)で動かした場合。ストレージはESXi経由の仮想ディスクをUFSフォーマット。転送プロトコルはCIFS。

freenas

かなり遅い・・。キャッシュが効くようにデータサイズを小さくしても同じ傾向。プロトコルのせいかと思ってHTTPで転送してみたら、それでもやっぱり18MB/sくらいしか出ない。

調べてみると、FreeNASにはVMwareのドライバ(VMware Tools)がないので、どうやらネットワーク処理がボトルネックになるという話を見つけたけど、そのせいかも。

WHSでの性能

Windows Home Serverを仮想マシン(メモリ512MB)で動かした場合。ストレージはESXi経由の仮想ディスクをNTFSフォーマット。転送プロトコルはCIFS。

whs

FreeNASと似たような傾向。一方、データサイズを小さくすると、キャッシュが効くようで性能があがる。ネットワークはボトルネックじゃなさそう。

whs100

結局、データを一度ファイルサーバに転送して、さらにクライアントに転送する、ってのはコストが大きすぎるのかな。

性能が落ちなければデータをファイルサーバに集約しようかと思ったけど、iSCSIに直接つないだほうがいいかもしれん。

これなら最初から実機で、FreeNASをストレージサーバにした方がよかったかな。